2023年3月、季節外れの高温が続いて雪が消えつつある今やっと使用後のレビューになります。


2月の町民登山や訓練、BC中の阿寺山でスノーシュー46を使ってみました。
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左の青いカンジキタイプがモンベルのスノーシュー46
右の緑色のスノーシューはMSRのライトニングアッセント(女性用)
になります。


MSRのライトニングアッセントといえば、
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登山業界では多くの支持を集める「間違いのない一品」といっても過言ではないスノーシューと思います。
これはリンクを貼った現行品より7~8年前のモデルで、22インチの女性用になります。
我が家のけいちゃん用ですね。
最近は私ばかりが使っていますが...


こちらが2023年1月に購入したモンベルのスノーシュー46
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買ったときに書いた記事にも書きましたが、装着方法が変わった事と、軽量化の為にこちらを選びました。



様々な山域で多くの登山者が使っている事が、なによりも信頼の証となると思いますが、
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フレームの裏側に刃がいくつも付いている為、極端な状況下でのトラバースや下り以外では安定感が抜群です。
購入した当時は44,000円だった記憶がありますが、最近値上がりしてますね。
給料以外はなんでも値上がりしてますが(辛い)


モンベルのスノーシュー46は、
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足裏に刃がある事と、両脇に10cm程の刃があります。
基本的には「つめかんじき」の現代版といったものかと思います。


ライトニングアッセントを上から見てみます。
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この頑丈なフレームのおかげで、体重77kgの私でも特に困ったことはありません。


スノーシュー46を上から見えてます。
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基本的にはマジックマウンテン製やエキスパートオブジャパン製のアルミカンジキと考え方は一緒ですね。違うのは装着方法と刃がある事、そして踵が上がる事でしょうか。


実際に履いてみました。
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装着は迷わず簡単です。
他のカンジキも慣れれば簡単ですが、こちらは本当に簡単でした。
前かがみでしゃがんでいる時間が短いのは良いことではないでしょうか?


こちらは2月の小国町、湿り雪で使用した写真です。
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ツボ足では膝上まで沈む状況でも、スノーシュー46を履けばこの通り!
充分ではないでしょうか?


次はライトニングアッセント22インチです。
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全く同じ状況下で使い分けないと意味ないですが、「どっちが優れているか?」ではなく、「こんなの使ってて、こういう感じですよ」という内容を発信していきますので大目に見てください。

極端な話「使い方、使いどころ」ですからね。全てに一長一短がありますし。


とはいっても、浮力に関してはスノーシューが一歩リードです。
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スノーシューのネックは重さと携帯性です。


試しにライトニングアッセントでこんな場所を登ってみました。
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傾斜が緩いうちは楽勝ですが、


この斜度までくると、スノーシューの浮力の要因であるデッキが邪魔をします。
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この状況下だとデッキ部分の無いカンジキの方が自由度が高く登りやすく感じます。
ただし「スノーシューでは登れない」という事ではなく、登り方を変える事で対応できます。


こちらはBC中にスキーを担いで移動する必要があった為使ってみたのですが、
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雪質にもよるのですが、この日の腐れ雪では私とスキーの重さも問題なく支えてくれました。
スキーブーツにも問題なく装着できました。


カンジキを履いていないと膝下まで埋まっていましたが、
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カンジキを履いてからは比較的楽に移動できました。
めっちゃ疲れてたので、ツボ足ラッセルをする必要がなくなり助かりました。


どっちも優れていますので甲乙つけがたい製品ですが、軽さ・携帯性を考えるとスノーシュー46は良い感じですね!しばらく愛用させて貰います☆


モンベル・スノーシュー46とMSRのライトニングアッセントでした。